「行政情報の電子的提供」や「申請・届出等手続の電子化」など、大きなフレー
ムで取り上げられるケースの多い電子政府ですが、現場レベルでの具体的な取り
組みは、まだ始まったばかりです。特に国民とのインターフェイスとなる大規模
なシステムだけではなく、スマートな政府に変革するためのバックオフィス業務
の情報化など、取り組むべき課題が数多く存在します。
これらの業務の情報化には、その仕事に携わる職員(個人)一人一人が、個々の
業務を科学的なアプローチで手続きを分析し、客観的に理解をし、更にその改善
策を提案する能力を高めることが重要です。
そこで、官庁において非システム部門+総務系業務の情報化を担当してきた経験
を基に、
○情報化を進めるために、現場をどう参加させるか
○情報リテラシの向上により、更に質の良い仕事(施策)を実現する
といった観点から、電子政府実現に向けた現場での取り組み状況をレポートしま
す。さらに、最近話題の安値入札問題など、官庁特有の問題点についてもご紹介
(?)できればと思います。
・発表者:松場圭一氏(JSDG正会員)
経営革新、業務改革、情報化支援等における「情報戦略の手作り職人」としての
業務の紹介をはじめ、上級シスアドとITコーディネータなど他の人材類型との
比較や、独立を検討される方へのメッセージ等のお話をさせていただく予定です。
○実録! 私の独立日記
・考え始めてから6年/思いつきではない覚悟
・一度は追い詰められる/資産売却するかも?
・仕事の不思議さ/人の不思議さ
○カッコよくない/業務の実際
・先生か、下請け業者か、間はない
・ホントに認識のないクライアント
・払ってくれー!!/未払いの恐怖
○上級シスアドを前提とする独立
・サムライ(士)商売にはならない
・キングギドラモデル/融通とバランス
・江戸時代の職人モデル/宵越しの銭は
・発表者:天川龍介氏(JSDG正会員)
ナレッジマネジメントの推進はシスアドにとってこれからの大きな課題の一つで
あることは疑いの余地は無いこととと思われます。しかし、そのナレッジマネジ
メントについてはあまりにも様々な内容・視点・文脈で語られ、情報量が多い分
よく分からなくなってしまっていないでしょうか?
そこで、この発表では「シスアドとして知っておくとよいナレッジマネジメント
の基礎」を再確認していきます。また、ナレッジマネジメントの研究・実践に取
り組んでいる会員数名により発表・ディスカッションをし、ナレッジマネジメン
トのイメージを作っていきます。
・コーディネータ:北村士朗氏(JSDG正会員)
「効果的な業務を効率的に行なうこと」が、経営活動の基本である。
この効果的な業務を効率的に行なえるようにするためのインフラが情報化である。
今日の経営環境下で期待される情報化を推進していくためには、上級シスアドの力
がなくてはならない。
各利用者から期待される「上級シスアド」は、どのような視点から活動をしていけ
ばよいか、ITベンダーからの信頼も得て、企業で期待される情報化推進者として
活躍される「上級シスアドとは」・・・
・講師:高島利尚氏(JSDG特別会員)