開催テーマ:「壱新 ~原点、そして新たなる出発」
今回は原点に戻って、ユーザー視点での取り組みをテーマに講演を用意しました。ぜひ、多くの方のご参加をお待ちしております。
<<第1日目>>
講演者:JSDG会員:小原 通浩 氏
(概要)
様々なところで目にする「情報セキュリティ」。ところがその実態はかなり広い範囲にわたっているようです。今回の発表では、「情報セキュリティ」について改めて考えてみるとともに、シスアド的にはどのような見方が求められているのかについて、考えてみようと思います。
発表者:元岐阜県上之保村収入役(現 関市会議員):波多野 保 氏
インタビュアー:JSDG会員:熊崎 孝典 氏、田堀 久哉 氏
(概要)
昨年の全国大会に参加された方はご存知ですね。収入役就任中に構築された役場職員給料計算システムの開発にまつわる話を、本人にご登場いただきインタビュー形式で、根掘り葉掘りお聞きします。昨年の全国大会では、明かされなかった背景や驚愕の事実が明らかになります。
<<第2日目>>
発表者:JSDG会員:磯 勝己 氏
(概要)
CARROTプロジェクトの『風雲!シスアドの現場』が発行されて5年、専門学校教員から図書館司書に転じた発表者がITと二人三脚で図書館づくりと情報リテラシ教育に挑む風雲の現場を語ります。
発表者:伊藤忠商事株式会社 IT企画部 DNAシステムチーム長:法月 眞澄 氏
(概要)
法月氏は、日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)で2005年度~2008年度の4年間、ユーザーの視点でITの活用を研究する「ユーザーIT活用研究会」の部会長としてご活躍されておりました。この研究会ではユーザーがどのようにITを活用していくべきかを深く掘り下げており、その4年間の研究を総括してご講演いただきます。
(講師プロフィール)
1986年、伊藤忠商事に入社。以来一貫して情報システム部門に所属し、主に社内業務システムの企画・開発及びインフラ構築等を担当。1999年から2004年まで同社米国現地法人に勤務。帰国後、情報化戦略の企画立案、社内IT関連規則の制定、システム監査、IT人材育成等に従事。現在、同社IT企画部・DNAシステムチーム長として全社的な業務改革プロジェクトを推進。
2005~2008年度 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)「ユーザーIT活用研究会」部会長。
発表者:JSDG会員
(概要)
発表者はシミュレーションによる核融合研究に従事しています。本発表では、
(1)エネルギー問題に対する一つの取り組みとして進められている核融合研究を紹介し、
(2)特にその物理シミュレーション研究の思考法とその進め方について概説します。
みなさまが日頃シスアドとしての活動する際のヒントとなるようなものがご提供できれば、と考えています。
発表者:特定非営利活動法人バーチャルメディア工房ぎふ:篠田 義人 氏
(概要)
NPO法人「バーチャルメディア工房ぎふ」では、平成10年から重度障害者の在宅就業支援事業を行っており、重度の障害を持ち、介助や通勤などの問題で、一般の職場での就労の機会が得難い重度の障害者が、支援技術やITを活用し、ユニバーサルな環境を得ることで、在宅で仕事をして社会に参加する支援を行っています。
支援技術(AT:アクセシブルテクノロジー)や、ITの利活用、関係法令や障害者が社会の一員として働く事の意義について、支援スタッフであるとともに、障害者当事者の立場から発表していただきます。
(バーチャルメディア工房ぎふは理事長、支援スタッフをはじめ、在宅登録ワーカーも含めた20名以上が頸髄損傷などの重度障害者であり、当事者が運営するNPOです。)
発表者:JSDG会員:山中 吉明 氏(JSDG会長)
(概要)
シスアドの歴史とJSDGのこれからについて、シスアドというアイデンティティの価値を考えつつ、今回の全国大会をみなさんと一緒に過ごして、そのとき感じていることを述べさせていただきます。