冗談連(情団連)を偲んで

こんばんは、阿久津です。
この週末は、神戸三ノ宮へ行き、とある大切な方のお墓参りと偲ぶ会に参加致しました。

その方は清水順夫さんで、JSAG(日本システムアナリスト協会)初代会長であり、
またJSDGをはじめ、SAAJ、JSAG、JISTAなど、ITの普及啓発活動や
ITEC、ITCなどIT関連の研修教育にも力をいれてらっしゃいました。

JSDGでは、立上げの際にご尽力いただき、更にシステムアドミニストレータ試験が無くなったときも
チェンジリーダー集団として、JSDGの方向性を示し、勇気づけて下さいました。

清水さんが企画・構想されていた「情報技術関連団体連合会」(略して情団連(冗談連…))という考えがあります。
情報処理試験合格者や、中小企業診断士、技術士など情報技術に関わる各種の団体が自由闊達に情報や意見の交換ができるような仕組みをつくると言う構想です。
JSDGの全国大会での清水さんの資料を抜粋すると、ポイントは下記の2点です。
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1)貴重な情報と経験の流通
各団体の取組みにおいて、実務に役立つ情報が各所にあるが、各団体に加入していないとそもそもその存在がわからない。
また、会費もそれぞれ必要。
それぞれの団体の情報が流れ、ひとつの団体に所属していれば、他の団体の研究会などの参加の場合に優遇がある、そんな仕組みがあれば個人的にも有意義ですし、そうやって個々のスキルが高まっていけば、社会全体の情報技術活用のありかたも少しずつ変わるのでは。

2)数は力
情団連のような組織があり、それぞれの団体で検討されたことを持ち寄ってさらにブラッシュアップし、その上でパブリックコメント等で提言できれば、提言の質としても、提言のバックとなる良い意味での政治力も違ってくる。
実務に即した現場で実際に情報技術に関わっているひとの考えが、もっともっといろんな制度に反映されるのでは。
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今現在、情団連は実現されていませんが、
少子高齢化でIT人材の不足が問題視される今後を考えると、
今一度、この構想を実現するような取組みが期待されるのではないかと思いました。

今回、お墓参りに参加して、清水さんの想いを偲ぶ機会を頂けて、とても良かったと思います。
企画して頂いた皆さま、ありがとうございました。

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