情報Ⅰ 1学期が終わってどうですか?

皆さんこんにちは、関尚弘です。

 

本年4月から高校では10年に1回行われる新学習指導要領改定後の指導内容となり、教科「情報」もこれまでと大きく変わり、高校で「情報Ⅰ」が必修になりました。

1学期が終わったところですが、順調なのでしょうか?

 

私の子供は既に成人してしまっているので、家庭内でこの話をする機会は無いのですが、学校教育に携わっている会員や高校教師をしている友人の話を耳にすると、なかなか難しい課題に直面しているケースがあるようで、これが生徒のITリテラシー格差に繋がりはしないか、と危惧しています。

・某県の県立高校・・・1人1台端末配布され、WANはギガ整備。しかし、校内LANが脆弱で回線速度が遅く授業に支障。

・某県の県立高校・・・授業で生徒に検索をさせると 「ぐるぐる回っていて結果が出ない」

・某県の私立高校・・・校内LANの速度に留意して機器整備。

・某県の私立高校・・・1人2台持ち前提で校内LAN整備。問題なし。

・帯域保証200Mbpsの学校やベストエフォート300Mbpsの学校が混在。

定期的に学校に実態をヒアリングをしている自治体もあるようですが、今「情報Ⅰ」を受講している高校1年生が受験する2025年から大学入学共通テストで「情報」が必須になることを考えると、学校間格差は早急に是正していって欲しいと思います。

 

本会では、8月に学校教育に携わっている会員を中心にGIGAスクール構想について語り合う予定です。小中学校の変化と高校の変化がリンクしていくことも大事ですね。