研修会「プログラミング教育必修化は社会をどう変えるか?」を開催しました。

こんにちは、JSDGの阿久津恵子です。

先日6月8日(土)に、JSDG主催の研修会
「プログラミング教育必修化は社会をどう変えるか?」
を開催しました。

参加者は約50名で、教育現場で業務に携わられている方もいらっしゃいましたが、
教育分野以外の業務に携わられてらっしゃる方々が大半で、
プログラミング教育を受けた子供達を受入れる社会をつくる立場にたって、
ご参加頂いた方が多かったようです。

■基調講演
「小中高の指導要領の変更に伴うプログラミング教育の概要と学校現場の状況」

基調講演では、ベネッセコーポレーションでプログラミング教育の推進に取組まれている
小田理代様から、ご講演をいただき、
教育改革の背景をはじめ、
学習指導要領の変化のポイントやプログラミングで育成する資質・能力について
分かりやすく解説いただきました。

■会員発表
「プログラミング教育関連本のレビュー連載を通じて日本の未来を考えてみた」

続いて会員発表では、JSDG会員の神田ゆりあさんから、
これまでのプログラミング教育教材の豊富なレビュー経験をとおして、
また母親としてお子さんを育てられている立場から、
この教育改革で変わる日本の未来について想いを語っていただきました。

特に「プログラミング教育のねらい」のひとつにある
「コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解決したり、よりよい社会を築いたりしようとする態度を育むこと」
が、シスアドマインドを表した「システムアドミニストレータ宣言」と相通じるものがあること、
つまりはシスアドマインドを持った人材は、今後も必要とされている事が印象深く語られていました。

■ディスカッション
「プログラミング教育を受けた人たちと新しい社会をつくろう」

神田さんからの会員発表の最後には、
15年後の未来、プログラミング教育を受けた子供が社会人としてデビューする頃、
どんな社会になっているか、その時私たちはどの様に彼らを受入れるべきか、、
という問いかけがあり、
その後のディスカッションでは、その問いを受けて、参加者同士でチームに分かれて活発な議論が繰り広げられました。

チーム内では、研修会で初めてお会いした方々もいらっしゃる中、
皆さん、とても盛上ってディスカッションを楽しまれていたようです。

最後に、ディスカッションした内容をチーム毎に発表して頂きましたが、
「受け入れる社会も変化が必要」
「倫理観(マナー、モラル)教育も必要」
「プログラミング的思考を育んだ人材がつくる社会・政策に期待」
などの意見や想いを共有いただきました。

研修会の後は、水道橋で懇親会も開催し、
最後まで、とても楽しく盛り上がった研修会となりました。

ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました!!